140年前のコーヒー産地の不思議 スリランカ幻のコーヒーを知る旅へ

幻のスリランカ「スリパーダコーヒー」をフェアトレードで推進されている清田和之さん。
スリランカは、世界最大の紅茶産地ですが、それはイギリスの植民地になってからで、140年前まではコーヒーの大産地でした。その幻のコーヒーを復活させ、技術指導し、貧しい人々の生活改善に取り組んでいらっしゃいます。
当srilanka-japan.netでも、仲間づくりを進め、生産と販売を軌道にのせるため、ボランティアと事業化を同時に進めるつもりです。興味のある方々を募って、現地ツアーも行う計画を立てています。

清田和之さんとの出会い

幻のスリランカ「スリパーダコーヒー」をフェアトレードで推進されている清田和之さん。
スリランカは、世界最大の紅茶産地ですが、それはイギリスの植民地になってからで、140年前まではコーヒーの大産地でした。その幻のコーヒーを復活させ、技術指導し、貧しい人々の生活改善に取り組んでいらっしゃいます。
当srilanka-japan.netでも、仲間づくりを進め、生産と販売を軌道にのせるため、ボランティアと事業化を同時に進めるつもりです。興味のある方々を募って、現地ツアーも行う計画を立てています。

フェアトレードのいきさつ

清田和之さんのメールによると、「2002年3月初めにスリランカに行きその貧困さに驚き、また同年6月にブラジルに行きました。
イヴァンさんとポッソフンドとの出会いでフェアトレード概念構築をしました。そこが私の人生観の大きな転換点でした。また、フェアトレードに挑戦するきっかけとなりました。現在は、10年前から見ると、その発展は格段の違いですが、何も知らないことか、若かったからか、意地なのか、野心なのか、ひらめきなのか、単身、直観で行動しました。」とあり、「スリパーダコーヒーを国内で広め、草の根として頑張る」 決意が、メッセージとしてつづられていました。

スリランカはコーヒーの一大産地だった

140年前まで、スリランカはコーヒーの一大産地だったコーヒー農園が紅茶農園に変わったのは一体本当だろうか、と清田和之さんは疑問を抱いた。
さび病が原因との説では、コーヒーが全部なくなるわけがない。
病気は確かに発生したのであろうが、イギリス統治者が都合よく、自国の貿易品である紅茶に変える政策意図があったのではないか、清田和之さんは考えている。

幻のコーヒーを探す

実際にアラビカコーヒーを探すのは困難を極めた。現在のスリランカの人々は、コーヒーに関心や興味がない。
そのために、アラビカコーヒーなど専門的なことを知る由もない。
2006年5月コットマレー ラヴァナゴタ村などでようやく、そのコーヒーを見つけることとなる。
規模も庭先での栽培で、コーヒーファーマーではない。
しかも、サンプルの豆は、欠点豆が多く豆自体乾燥がまったくできていないなど問題は山積していた。
だが、焙煎し飲んでみると、独特の香り、濃い味、苦み、味が違う。
くせがあるので、コーヒー通には、応えられない味だ。
スリランカでは、紅茶などでも砂糖をたっぷり入れて飲む。
砂糖の変わりにスリランカ特産のキツルという高地にあるヤシの甘い樹液を混ぜて試飲した。
とてつもなくおいしく飲めるコーヒーであった。140年以上前のスリランカで、このようにコーヒーをおいしく飲む工夫をしていたであろう。

貧困問題解決の糸口として、幻のコーヒー復活と産業化の模索

かつてのようなコーヒー産地になるには、国際規格品に適合するなど、多くの課題を克服し、ステップアップしていかなければならない。
◇第1フェーズ 同じ考えを持ち村人が協力し合うということ
高い価格で売れるため、生産性を高め良いコーヒー豆をつくることが最も重要。
そして、生活を向上させ、将来に希望がもてるようにすることである。
◇第2フェーズ コーヒーについての収穫、出荷の指導
どのような豆なら、輸出先の日本などの消費者が買うのか。
コーヒーの出荷品質基準の学習で、コーヒー豆についての指導も大切だ。
◇第3フェーズ 消費市場で人気をつくる商品化、マーケット情報
スリランカはコーヒー生産地として最も良好な地域で、素晴らしいコーヒ豆の味が期待される。
本格的生産が開始されたら、ブルーマウンテンのように、価値の高いコーヒーとして世界の消費地で人気が出る可能性もある。
ただ、スリランカコーヒーを復活させるには、より丁寧な指導を根気よく続ける努力が必要だ。
3つのフェーズで学習しステップアップしていき、日本の役割としては、技術指導やアドバイスなどが重要となってくる。

ネーミングは、神聖なる山『Sri Pada』

世界のコーヒーに、山の名前を冠したブランドは、キリマンジャロとブルーマウンテンの2つである。
どちらも鉾々たる有名なブランドとして、世界のコーヒーの中で確固たるポジションを得ている。
スリランカのスリパーダは、4大宗教のすべて宗徒が山の上に集まる世界でも珍しい聖地で、毎年何十万もの巡礼者が訪れる。
味と濃くで、この世界の山を冠したブランドの仲間入りを目指す。それこそが、ネーミング『Sri Pada』に値する。

『Sri Pada』拡販の仲間たち

現在、ご購入できるサイトは、以下のサイトです。

■ 株式会社ナチュラルコーヒー(熊本)
http://www.naturalcoffee.jp/

■ フェアトレード委員会
http://www.fairtrade-japan.org/sri.html

遠回りでも、確実にメジャーなコーヒーにしていくために、支援の草の根活動を継続してやっていくつもりです。
スリランカ支援は、コーヒーが育つまでの支援が、最も難しいことですが、次の2つに注力します。
1)フェアトレード委員会がスリランカで活発に活動をする
2)国内の協力者を募り、フェアトレード活動をさらに展開する
そして、関わりをもつ仲間をもっともっと増やしたい。


清田和之さんとの対談とフェアトレード文献より(文責)島岡雅治